第16回 吉祥寺が大きく変わる!井の頭恩賜公園の将来像はいかに?(2)























2010年4月19日

石原東京都知事から、東京都公園審議会(山田勝巳会長)へ諮問(ちょっと検討してよ、という意味)されたのが「都立井の頭恩賜公園(西園区域)の整備計画」だったのですが、この計画というのが、前回特集した「日産厚生園」を含む、井の頭恩賜公園の南側区域を一体して整備する、という内容なんですね。







その方向性は「健康と文化を育む、スポーツ・交流空間の森」が基本理念だそうで、大きく4つの方向性が示されています(さもありなん、という感じですが)。


①スポーツ・文化施設の充実
②武蔵野の景観の保全
③道路との一体的整備
④防災機能の充実


上記にそって大まかなゾーニング(このエリアはどういうコンセプトで行こう、という方向性を示した案も次の通り示されています。




















■出典:都立井の頭恩賜公園(西園区域)ゾーニング図(案)



●健康・交流の森ゾーン

 ○樹林ふれあいエリア
   ・武蔵野の原風景である雑木林の景観を保全・育成
   ・雑木林の中を快適に散策できる場を創出
   ・既設小鳥の森は、バードサンクチュアリとして保全
 ○健康エリア
   ・軽い運動や休息ができる開放的なエリア
   ・ジョギング走路や健康遊具を配置する。
   ・子供が安心して自由に遊ぶことができる遊具広場等を整備
 ○文化・交流エリア
   ・野外劇や野外コンサート等の活動ができる広場を充実
   ・既存のサクラを活かした花の名所とを創出


●スポーツ・レクリエーションの森ゾーン
   ・テニスコートや野球場等のスポーツ施設を配置する。
   ・駐車場や、運動施設の更衣棟、受付などの管理施設を整備



そのゾーニングにそって施設配置案(計画平面図)も示されていますね。

























■出典:都立井の頭恩賜公園(西園区域)計画平面図(案)

ざっと言えば、現在の井の頭恩賜公園の玉川上水脇にある駐車場の南側にエントランスがあり、緑の並木を抜けると、広場があり、その奥に競技場と管理施設(休憩施設など)があり、競技場をさらに奥に進むと、野外ステージや桜が咲くゾーン(このあたりは確かに名所になりそうな予感)があり、前回特集した日産厚生園のあたりには、野球場が2面、テニスコートが8面できる、という計画のようです。

個人的に申せば、園内を周回するサイクリングロードの設置など、歩車分離と自転車導線をしっかりと考えないと、旧日産厚生園あたりまで人をひっぱってくるのは結構難しいかな(直線距離で1kmありますからね)と感じますね。

といった様に、様々な意見がありそうですが、これらの意見を汲み取る目的で東京都がおこなたのがパブリックコメントという方法。「とりあえずこの案を叩き台にして、何か意見ある人はなんでもいってよ」という内容なんですが、これに集まった都民の意見(残念ながらもう締め切りなんですが)はザッと264件

次回は、この意見から、この「西園区域」整備計画を考えてまいりましょう。