第44回 Blog de 吉祥寺流~ゴールデンウィークの吉祥寺の楽しみ方!





























ゴールデンウィーク

ということで、連休も後半。今年は未曾有の大災害もあってどうなるかと思われましたが、49日法要も過ぎ、復興もゆっくりと進みつつあることもあって、少しずつ観光地にも足が戻りつつある様ですね。

とは申せど、やはり地震もあり不安なので近場で、という方も多いんじゃあないのでしょうか。吉祥寺に来街される方も多いはず、ということで今回はBlog de 吉祥寺流の「勝手な街あるき」特集を組んでみました。


●吉祥寺名所1:光専寺























吉祥寺の四軒寺の一つですね。五日市街道沿い、武蔵野八幡宮前辺りにあります。吉祥寺の街中でベビーカーを押す若い家族を見かけますが、この光専寺のご利益は「子育て」なので是非。秘仏ではないのでいえば仏様も拝めるとか。


●吉祥寺名所2:月窓寺























やはり吉祥寺の四軒寺の一つ。サンロードにある西友の前辺りですね。ご利益は「諸願成就・道中安全」。遠出をされる前には是非。境内に入ると威風堂々とした本堂が待ち構えています。

吉祥寺駅南口エリアにあって緑に囲まれたちょっとしたオアシス。街歩きに疲れた時は、少し境内に入り休憩するには実はベストです。ただし境内の「」の立て看板をよく読んでくださいねー。

■光専寺と月窓寺の出典
http://www.geocities.jp/mitaka_makita/inokasira/kosenji.html


●吉祥寺名所3:本町新道























吉祥寺の新商業集積「吉祥寺コピス」と月窓寺通りの間の幅16mの道路。昭和40年代に開かれた道路なので「新道」。計画時はB道路と呼ばれていました。昔はこの場所には細い路地と「東京女子体育短大」があったんですね。今は面影もへったくれもないですが「ここに大学のキャンパスが広がってたんだ」と思いこんで歩くのがミソです。


●吉祥寺名所4:吉祥寺観音























東急百貨店屋上の吉祥寺観音。フロアガイドにもしっかり書いてあります。

さて今度特集しますが、この観音様、なぜここに安置されているかも含めて、相当に凄い歴史を秘めています。実はかつて、吉祥寺駅を発着駅として埼玉県の秩父駅を結ぶ大鉄道が計画されていたことがあったんですが、その計画と密接な関係があるんですね。そういう裏の歴史を感じさせない、屋上遊園の脇にひっそりと素朴な佇む姿が魅力です。

この屋上から駅方面を眺めた時、かつてのターミナルエコー(ユザワヤ)のビルが取り壊しで随分と低くなっている点にも注意してみてくださいね。

■東急百貨店吉祥寺店フロアガイド(屋上)
http://www.tokyu-dept.co.jp/kichijouji/map/rf.html/



●吉祥寺名所5:公園通りとJRガード























何が面白いのかと言えば、ここにはかつて踏切があったんですね。無論JR(国鉄)が高架化される前の昭和42年10月28日までの話です。名前は「井之頭踏切」。当時の吉祥寺駅は地上駅で貨物駅ホームもあった関係で電車がひっきりなしに入ってきて、ついたあだ名が「開かずの踏切」。踏切番が常駐する様な大踏切だったんですね。

ということを思い浮かべながらガードをくぐると良いかと。ちなみにガード下にある「吉祥寺駅西口交番」は、その昔「吉祥寺駅南口派出所」だった点もポイントです。


●吉祥寺名所6:吉祥寺駅東口























吉祥寺通りですね。この道路もかつては存在せず、昭和40年代の駅周辺再開発によって開通した道路です。計画時の名称はA道路。

今でこそバス通りになってますが、この道路が無い昭和40年代前半以前、路線バスは現在のサンロード(駅前通り)を抜けていたというから驚きですね。このJRのガードから井の頭通りに抜ける100メートル強の道路が、再開発のハイライトのひとつ。相当な苦労があったんですね。そのあたりの歴史に想いを馳せつつ横断歩道を渡るのがミソです。

あと実はこの場所、その昔に吉祥寺貨物駅(貨物専用ホーム)があった場所でもある点も留意してみてくださいねー。


●吉祥寺名所7:駅東口方面のガード
























現在は弁天通りのガードです。アトレ吉祥寺内郵便局のある辺りですね。

この通り、かつては山谷通りと呼ばれて、ここにも踏切がありました。名所6でご案内の通り、すぐ近くに吉祥寺貨物ホームがあった訳ですが、ここからの列車も多く、この踏切も「開かずの踏切」で有名だったとか。吉祥寺駅からここに至るまで、ほぼ貨物ホーム&線路の上を歩いているんだ、というイメージを膨ませるのもよいかもしれません。

●吉祥寺名所8:ハモニカ横丁























ハモニカ横丁はいわゆる戦後の闇市の名残で、新宿のゴールデン街や思い出横丁なんかと兄弟的な存在。昔は料亭や旅館もあったんですね。ここで注意しなければいけないのは、このエリアのそれぞれの通名です。ハモニカ!と呼ばれて名前が消えつつありますが、駅に違い方から南北筋それぞれ「仲見世商店街」「中央通り商店街」「朝日通り商店街」なんですね。












































仲見世商店街入口の目印は「立ち飲み居酒屋 POLLO(ポヨ)」ですね。午前0時で店じまいのため、程良く立ち飲んで深酔いしない絶好の店です。そして中央通り商店街は「ハモニカキッチン」「モスクワ」がある通りです。お勧めなのが美舟。いつ2Fの床が落ちないか心配でなりません。朝日通り商店街には魚屋さんがありますね。


ということで

これらをグルっと回るとほぼ半日コースです。他にもコスモビルやらむさしのFMやら色々とあるんですが、この次にしますね。いろいろ楽しみ方の奥深い吉祥寺ですが、こんな風に街の歴史?に想いを馳せつつ回るルートってのもどーでしょうか。

それでは皆様、ゴールデンウイーク後半、引き続きお楽しみ下さい~!

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